竹灯篭プロジェクト (平成17年~)

ゆかたに似合うアイテム第一弾として取り組んでいるのが

竹灯篭プロジェクトです。

 
市内の里山から竹を切り出し、高さが異なるようにカットした
竹3本をシュロ縄で組みます。使用しているキャンドルは、
かみのやま温泉の旅館から出た廃食油を原料に、地元の小学生たちと
一緒に作った環境に優しいエコなキャンドルです。
制作した竹灯篭は7月下旬に開催される【市民全員ゆかたの日】に
上山城周辺に並べて和の雰囲気を醸し出したり、キャンドルナイトの
会場を 淡い光で照らし出したりしながら、歩いて楽しいまちづくりを
進めています。
 
06年7月、事業連携を図っている(社)上山青年会議所さんと
市内里山に分け入り、竹灯篭の材料となる青竹を切り出す。
じっとしているだけで汗が噴き出すこの日は猛暑。
抜けるような夏の空に響くセミたちの鳴き声を聞きながら
切り出した青竹をトラックに積載し、作業場に運搬する。
山の中腹に設けられた作業場から上山のまちを眼下に眺め、
竹灯篭づくりが始まった。
「切り口の角度?」 「3本の高さのバランス?」「どうやって固定する?」
竹灯篭づくりは毎日、夜遅くまで続けられ、こうして制作した300組の竹灯篭が
ゆかたに似合うまちのアイテム第一弾として上山の夏の夜に静かな光を放ち始めた。 
まちを思う熱い気持ちが、動き始めた。

かみのやま温泉 楽しみ方

市民全員ゆかたの日「ゆかたに着替えて和の文化に親しもう」
7月下旬の金曜日、上山のまちは、ゆかた一色となる。
ゆかたに着替えて和のひとときを楽しむこの日、市内の銀行、
郵便局、かみのやま温泉駅、商店街、市役所などの協力で、
まちは色鮮やかなゆかた姿であふれかえる。
「たとえ一人でもゆかたを着ることが出来るように…」と
着付けの先生たちは、この日に向けて市内各地で
【ゆかた着付け教室】を繰り返し開催する。
また、幼い頃からゆかたに触れてもらおうと、
地元小学校でも「ゆかた着付け教室」が開催される。