食用ほおずきプロジェクト2009(活動3年目)

 

上山明新館高校【食用ホオズキ研究班】による
2年目の播種は09年2月。
週末で人影まばらな白い校舎の南側。
登校して来た生徒さんたちの「おはよう」が心地よい。
 

 

学校の温室ハウスで【食用ホオズキ研究班】が播種作業。
何もかも手探りだった前年と異なり今年は集積データがある。
作業台に並べたセルトレイにピンセットで1粒1粒、播種。
栽培を比較するため、国内外から様々な種を取り寄せる。 
 
09年5月【食用ホオズキ研究班】は育苗した苗を販売実習。
前年に引き続き定刻前から長蛇の列で、販売開始時間が早まる。
苗の販売を通したコミュニケーションは楽しい。
2日間で5,000本の苗を完売。連休返上で取り組んだ生徒たち。
テント撤収後、みんなで笑った。 
 
 
「食育」をテーマに市内保育園との連携2年目。
高校生たちを「ほおずきのお姉さ~ん」と
楽しそうに追いかける園児たちは
「秋まで大切に育てるから」と
ほおずきのお姉さんたちに笑顔で約束。
 
 
09年5月、小学生、高校生、市民による苗の植え付け作業。
栽培3年目を迎える今年は栽培場所を変更し、黒マルチに初挑戦。
黒マルチ張りは【食用ホオズキ研究班】が週末返上で作業に着手。
前年のように畑が雑草ジャングルにならないようにと祈りながら
張っていったマルチは1列50メートルの超大作。
植え付け後、乾いた大地に参加者で水をかける。
ジワリ&ジワリとしみ込んでいく水の音が耳に優しい。 
 
 
 
食用ほおずきの栽培を始めた頃は収穫のタイミングが分からず、
随分と青い実を口にした。当時の苦い経験が今に生きる。 

青い空に向かって伸びる食用ほおずきの成長は著しい。

額に汗する剪定の手を休め、しばし遠くに蔵王を望む。
 
 
 
収穫の秋。
今年は台風による被害も無く、大きな実がたわわに実る。
山形市内にある複数の割烹料亭への出荷が始まる。 
プロジェクト連携している上山明新館高校【食用ホオズキ研究班】の
生徒さんたちの着実な成長は、頼もしいの一言。 
 
 
上山明新館高校【食用ほおずき研究班】と事業連携することで、
上山まちづくり塾の塾生もたくさんのことを学んでいる。
初めて使った黒マルチをはがして、2009年のシーズン終了。